(1)新円切替と預金封鎖の概要
・金融緊急措置令および日本銀行券預入令 により預金封鎖を行い、従来の円(旧円)は強制的に銀行へ預金させた。
・1946年3月3日付で旧円のうち5円以上の紙幣の流通を差し止め、一世帯月の引き出し額を500円以内に制限した。
・上記の際に、旧円は一円券を除いてすべて無効となった。
*ご参考:当時の小学校教師の初任給がおおよそ月額50円といわれております。現在が20万円程度と考えると、旧1円は4000円程度でしょうか。
②①と同日に臨時財産調査令:
・国民の資産を調査する法令。
当時の新聞より

当時の銀行の様子

(2)ポイント
①旧円には「日本銀行兌換券」の記載がある。
②新円は「A号券」と呼ばれる
*Currenciaさんのサイトに詳しいデザインがございます。
③当時は、日銀の新円発行が間に合わず、そのつなぎとして、旧円に証紙を添付し、新円の代わりとしました。

※本記事は投資助言ではありません。